南海トラフ地震は、日本列島はもちろん沖縄にも大きな被害をもたらす可能性があるとされています。
沖縄に住んでいる方、沖縄を訪れる観光客の方にとっても、地震の影響について理解し、備えることが大切ですよね。
地元に住んでいる方は、南海トラフ地震の対策を、日ごろから準備は何をしたらいいのか?
また、海沿いのリゾートホテルに宿泊する観光客の皆さんに向けても、沖縄で予想される被害や対策について詳しく解説します。
目次
南海トラフ地震の沖縄の被害は?
南海トラフ地震が発生した場合、沖縄はどのような被害を受けるのでしょうか?
その予想される被害を見ていきましょう。
想定される被害は何?
南海トラフ地震の影響で、沖縄ではどのような被害が予想されるのでしょうか?
沖縄ならではの被害情報は何なのか?
詳しく見ていきましょう。
地震の直接的な被害は?
沖縄は南海トラフの震源から距離があるため、地震そのものの揺れは本土に比べてやや弱いとされています。
しかし、それでも大きな揺れが発生する可能性はあります。
雨や台風など、他の危険な状況がもし同時に起きてしまった場合、地盤が緩んで土砂災害を引き起こす可能性もあります。
また、津波の影響が心配されます。
津波は沖縄の沿岸部に甚大な被害をもたらす可能性があり、特に低地や海沿いのリゾートホテルは注意が必要です。
地震の間接的な被害はなに?
沖縄は、本土からの物資をコンテナ船で輸送しています。
輸送元が、南海トラフ地震で被災してしまったら、輸送船が出航できない場合もあるでしょう。
また、沖縄の主要な港が津波で被害を受けた場合にも、大きなコンテナ船が入れない状況があるかもしれません。
沖縄県内には、ある程度の資源や物資を保管しているはずですが、長期化した場合、物資不足の恐れが出てきます。
大型台風が来た時でさえ、あっという間にスーパーやコンビニから品物がなくなってしまい、買えない人が出てくることも。
離島の方は、さらに物資不足に陥ってしまします。
それを踏まえると、沖縄の物資の不足は深刻な状況になる恐れがあるといえるでしょう。
南海トラフ地震の沖縄の揺れはどれくらい?
南海トラフ地震が沖縄に及ぼす揺れの程度について詳しく見ていきましょう。
沖縄県でも地震による揺れが発生する可能性がある。
内閣府沖縄総合事務局 開発建設部 防災課より引用
震源から離れた沖縄県でも、長周期地震動が発生する可能性がある
内閣府の資料にもあるように、震源地から離れているとしても南海トラフ地震の揺れは、沖縄でも発生する可能性があるそうです。
揺れに備えることは何?
揺れに備えるためには、どのような対策が有効でしょうか?
沖縄では建物の耐震化が進んでいますが、個人の備えも重要です。
家具の固定や非常用持ち出し袋の準備、避難経路の確認など、日常的にできる対策をしっかりと行いましょう。
特に観光客の皆さんは、ホテルの避難経路をチェックし、地震が発生した場合の対応方法を確認しておくことが大切です。
南海トラフ地震の沖縄の津波はどれくらい?
津波は南海トラフ地震の大きなリスクの一つです。
沖縄で予想される津波の影響について見ていきましょう。
予想図にあるように、最大津波高は低い所で2m(与那国町、伊江町、西原町、竹富町)、3m(那覇市、浦添市、宜野湾市、豊見城市など)、4m(宮古島、名護市、うるま市、東村など)と津波は全地域で想定されています。
津波に備えることは何?
津波に備えるためには、どのような対策が必要でしょうか?
津波警報が発令された場合、迅速な避難が求められます。
- 地域の避難場所を防災マップで確認しておきましょう。
- 家族で学校や避難する場所を決めておきましょう。
- なるべく頑丈で高い建物がある場所を確認しておきましょう。
- 保存食や水を多めに準備しておきましょう。
海沿いのリゾートホテルに宿泊する観光客は、ホテルの避難ルートを確認し、高台への避難場所を把握しておきましょう。
ホテルのスタッフに避難に関する質問を事前にしておくことも有効です。
避難所情報
沖縄には多くの避難所が設置されています。
主要な避難所の情報を確認しておきましょう。
例えば、那覇市内には多数の避難所があり、市役所や学校がその役割を果たしています。
観光客の皆さんも、近くの避難所を事前にチェックしておくと安心です。
那覇市津波避難ビルマップ
浦添市防災マップ
宜野湾市防災情報
豊見城市防災マップ
うるま市防災マップ
沖縄市防災マップ
糸満市防災マップ
名護市防災マップ
宮古島防災マップ
石垣島防災マップ
まとめ
南海トラフ地震は、沖縄にも大きな被害を及ぼす可能性があります。
しかし、事前にしっかりと備えることで、被害を最小限に抑えることができます。
沖縄に住む皆さんや観光客の方々は、南海トラフ地震や津波に対する意識を高め、日常的に対策を講じておくことが大切です。
備えておくことで、南海トラフ地震や津波の沖縄の被害を最小限にすることができます。
安心して沖縄の美しい景色を楽しむためにも、適切な準備を怠らないようにしましょう。
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